XMで収益が出始めると確定申告をする必要が出てきますが、「できるだけお金を手元に残したい」というのが本音ですよね。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]そうなってくると、気になるのが『節税対策』です![/balloon_right]XMの確定申告で税金を節税する方法には、控除を受ける方法や課税所得を減らす方法などいくつかあります。
ここでは、代表的な節税方法をご紹介します。
XMの効果的な節税方法

それでは早速、確定申告する際の節税方法をご紹介します。
結論から言うと、XMの確定申告は青色申告のほうが節税効果が大きいです。
確定申告には、白色申告と青色申告の2種類があります。
青色申告は、白色申告に比べて帳簿づけが少々難しいですが、最高で65万円の特別控除を受けることができます。
また、基本的には海外FXの損益通算はできませんが、個人事業主登録をして業務として海外FXを行っている場合は、青色申告を選択すると3年間の損益通算が可能になります。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]この場合、XMからの収入を雑所得ではなく事業所得にする必要があります![/balloon_right] [balloon_left img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/11/hina3.jpg” caption=”ひなちゃん”]そのためには、税務署に開業届けを提出する必要があるね![/balloon_left]なお、青色申告をするには、あらかじめ税務署に開業届と青色申告承認申請書を提出しておく必要があります。
青色申告承認申請書は、3月15日(1月16日以降に事業を開始する場合は、事業開始後2ヵ月以内)が提出期限となります。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]ただし、開業届が受理されても、それだけでは青色申告が即できるようになるとは限りません![/balloon_right]事業所得と認められるには『継続性』が必要であり、相応の人力や設備投資をしているかなどの条件を満たして、税務署から「事業として継続的、安定的な収入を見込める」と認められる必要があるのです。
XMの収入を確定申告する場合に青色申告を選択するメリットをまとめると次のようになります。
- 最大65万円の特別控除が受けられる
- 3年間の損益通算ができる
- 30万円未満の減価償却資産を一括で経費に計上できる
- 家族を従業員扱いにした場合、家族への給与が全額必要経費にできる
- 自宅をオフィスにすると家賃や電気代の一部を経費にできる
- BXONE(ビーエックスワン)
一方、青色申告のデメリットは、「記帳方法が複式簿記になるので手間がかかる」という点です。
青色申告に必要な複式簿記での帳簿作成には、一定の簿記の知識が必要です。
その知識をもとに、XMなどの取引をこまめに帳簿へ記録していく作業が発生します。
[balloon_left img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/11/hina3.jpg” caption=”ひなちゃん”]かなり手間がかかりそうだね…[/balloon_left]また、事業所得になると、確定申告に「損益計算書」と「賃借対照表」の2つを提出することになります。
- 損益計算書:売上と経費を記入したもの
- 貸借対照表:年度の始めと終わりの資産を記入したもの
XMで青色申告が認められない場合の節税方法

一番効果的なのが、必要経費の申告です。
必要経費として申告して認められれば、課税所得額から必要経費額分を差し引くことができ、課税所得額を抑えることができます。
XM取引で必要経費として計上できる代表的なものは次の通りです。
- パソコン・スマホの購入費:XM取引に使う割合で計算
- 通信費(パソコン・スマホ):XM取引に使っている時間・通信量で計算
- 家賃:作業場として使っている部屋の分の家賃
- XM関連の書籍やセミナー料金
- FX関係の方との会食代
上記の通り、生活費の一部を必要経費として計上できますが、あくまでXMの取引に必要とした分だけを計上するようにしましょう。
100%経費として計上してしまうと、税務署の審査が入った時に経費の過剰計上として扱われてしまいます。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]経費として計上したものの領収書は必ず保管しておき、何にお金を使ったのかをメモ帳などにまとめておくといいでしょう![/balloon_right]スプレッドは「経費」になるのか?
XMの場合、スプレッドは売買価格の差ですので経費としては認められません。
ただし、ECN口座の手数料は外付けの取引手数料になるので、必要経費として計上できます。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]つまり、XMのZERO口座は取引手数料を支払うことで取引を成立させますが、その取引手数料は経費として認められているのです![/balloon_right]なお、XMのスプレッドについてはこちら⇓の記事で詳しく解説しています。
では、XMのZERO口座で1日1Lot(10万通貨)取引した場合、取引手数料としてどれくらい経費計上できるか実際に計算してみましょう。
1ドル=110円のUSD/JPYで1Lot取引した場合、往復の取引手数料を1✕10ドルとします。
円に換算すると、「10ドル✕110円=1,100円」です。
1日1回1Lotを取引したとして、1ヵ月で20回(20Lot)の取引となり、「20✕1,100円=22,000円」ですから、1年間(240回)取引を行った場合、「240✕1,100円=264,000円」になります。
つまり、この条件で取引を行った場合、264,000円を経費として計上することができるのです。
XM以外に副業がある場合の節税方法

結論から言うと、XMの収入と損益通算できる副業があるなら節税が可能です。
具体的には、XMと同じ「総合課税の雑所得」がある場合は損益通算できます。
XMと同じ雑所得扱いとなる収入としては、主に次のようなものがあります。
- 複数の海外FX口座
- アフィリエイト収入
- 原稿料・講演料・印税
- ネットオークションの売上
- 公的年金
例えば、XMで300万円の黒字、アフィリエイトで100万円の赤字だった場合、「300万円-100万円=200万円」が課税所得となります。
ちなみに、XMの収益で課税対象になるのは決済した利益だけです。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]ポジション保有中の「含み益」は所得とはみなされないので注意しましょう![/balloon_right]まとめ
XMで節税したいなら、『課税所得を減らす』ことが一番の近道になります。
ご自分がどのような控除を受けられ、何を経費計上でき、どの所得と損益通算ができるかを確認してみましょう。
また、給与所得者の場合、給与以外の所得が合計で年間20万円以上ある場合や、非給与所得者で全ての年間所得が38万円以上ある場合は確定申告が必要です。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]XMの収益があるにもかかわらず申告しないのは「節税」でなく「脱税」です![/balloon_right]「これくらい大丈夫」「多分バレないだろう」といった安易な考えは捨てて、上記の金額以上の所得がある場合は確実に確定申告を行いましょう。
XMにおける確定申告については、こちら⇓の記事で詳しく解説しています。
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