XMにはロスカットがあるため、損失を最小限に抑えることができます。
しかし、「実際にどのくらい証拠金が減るとロスカットされるのかイマイチ分からない」という方も多いのではないでしょうか?
XMでロスカットされないためには『証拠金維持率』について理解しておく必要があります。
そこで今回は、XMにおけるロスカットや証拠金維持率の仕組みや、証拠金維持率の計算方法について徹底解説します。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]XM取引をする上で「ロスカット」や「証拠金維持率」は超重要なので、しっかり理解しておきましょう![/balloon_right]XMにおけるロスカット・証拠金維持率とは?

まずはじめに、XMにおける「ロスカット」「証拠金維持率」とは何なのか、簡単に解説していきます。
ロスカットとは
ロスカットとは、FX取引において含み損が大きくなりすぎた場合に自動的に行われる強制決済のことを指します。
ロスカットはあくまで強制決済なので、執行されると取引は強制的に終了します。
なぜロスカットがあるかというと、含み損(損失)が大きくなりすぎるのを防ぐためです。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]ロスカット前に損切りするのが王道です![/balloon_right]一方、XMには「ゼロカット」というものもあります。
ゼロカットとは、相場が急変動してロスカットが間に合わない場合に執行されるXMのサービスです。
例えば、損失が証拠金残高を超過した状態で強制ロスカットになると、本来ならマイナス分の追証(借金)が発生します。
マイナス分はトレーダー自身が補てんしなければなりません。
しかし、XMのゼロカットシステムなら、自分の資金以上の損失が発生して残高がマイナスになった場合、「0」にしてくれます。
証拠金維持率とは
ロスカットは発動するタイミングは、FX業者が提示している証拠金維持率によって異なります。
一般的には、「ロスカット率○%」や「証拠金維持率○%」といった感じで表現されます。
XMに関しては、証拠金維持率は20%です。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]参考までに他のFX業者の証拠金維持率もご紹介します![/balloon_right]国内FX業者 | |
---|---|
業者名 | ロスカット率 |
DMM FX | 50% |
FXネオ(GMOクリック証券) | 50% |
SBI FXトレード | 50% |
マネースクウェア・ジャパン(M2J) | 80% |
ひまわり証券(ひまわりFX) | 100% |
みんなのFX(トレイダーズ証券) | 100% |
海外FX業者 | |
---|---|
業者名 | ロスカット率 |
XM | 20% |
HotForex | 20% |
AXIORY | 20% |
TitanFX | 20% |
LAND-FX | 20% |
FxPro | 20% |
ご覧の通り、XMの証拠金維持率は海外FX業者の中では平均的ですが、国内FX業者と比べると低いです。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]ちなみに、XMのマージンコールは50%です![/balloon_right]マージンコールとは、証拠金が一定の値以下になると通告がくる仕組みです。
ロスカット率20%のデメリット
先程も解説しましたが、XMのロスカット率は国内FX業者よりも低いです。
そのため、国内FX業者ではロスカットされるタイミングでもXMではトレードすることができます。
しかし、逆に考えると、ロスカット率が低い分だけ損失も大きくなるということです。
また、レバレッジを高くしていると、その分値動きに応じて損益も大きくなります。
「ロスカット率20%」というXMの特徴を上手く活用するコツとしては、次の2点を意識しましょう。
- 証拠金を厚くすること
- 損切りラインを決めること
XMでロスカットを回避するには?

具体的にどれくらいの資金があればロスカットを回避することができるのでしょうか?
XMには、ロスカット率を自動で計算してくれるツールがありますが、ロスカットについてしっかりと理解するためにも、計算方法を知っておくことは大切でしょう。
ずばり、ロスカットを回避するには、「ロスカットまでの変動額」と「証拠金維持率」を押さえておくことが重要です。
ロスカットまでの変動額={口座内資金ー(必要証拠金✕ロスカット)}➗ポジションの通貨
必要証拠金=取引金額(通貨ペアレート✕取引数量)➗レバレッジの倍数
証拠金維持率=有効証拠金(口座内資金+含み損益)➗必要証拠金(レート✕取引数量➗レバレッジ)✕100
計算式に出てくる用語については、以下を参考にしてください。
- 有効証拠金:口座内資金と含み損益を足したもの
- 口座内資金:最初にFX業者に預け入れた証拠金(口座にある金額のこと)
- 含み損益:取引において発生した利益、損失のこと
- 必要証拠金:トレードする際に維持すべき金額のこと(レート、取引数量、レバレッジから求められる)
- レート:1ドル/100円のときは100円(日本円を計算式には当てはめる)
- 取引数量:売買した通貨の量のこと(XMは1lot=10万通貨)
- レバレッジ:取引する際にかけたレバレッジ倍率
上記の計算式で求めた証拠金維持率が、業者が設定しているロスカット率に達した場合や下回った場合にロスカットが執行されます。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]では、ロスカット率20%の場合(海外業者)とロスカット率100%(国内業者)の場合を想定して計算してみましょう![/balloon_right]証拠金維持率を計算
☆【例1】ロスカット率20%で以下の条件を想定した場合(海外FX編)
- 口座内資金:100万円
- レート:1ドル/100円
- 取引数量:25万通貨
- レバレッジ:100倍
先ほどの計算式に当てはめてみましょう。
⇨ 有効証拠金(100万円+0円)➗(100円✕25万➗100倍)✕100=400%
☆【例2】ロスカット率100%で以下の条件を想定した場合(国内FX編)
- 口座内資金:100万円
- レート:1ドル/100円
- 取引数量:25万通貨
- レバレッジ:25倍
こちらも計算式に当てはめて計算してみましょう。
⇨ 有効証拠金(100万円+0円)➗(100円×25万➗25倍)✕100=100%
【例1】では、証拠金維持率20%を割っていないのでロスカットされることはありませんが、【例2】では、証拠金維持率100%に達しているのでエントリーすらできません。
ロスカットまでの変動額を算出
続いて、【例1】の場合のロスカットまでの変動額を考えてみましょう。
☆ 算出条件
- ロスカット率:20%
- 口座内資金:100万円
- レート:1ドル/99円
- 取引数量:25万通貨
- レバレッジ:100倍
(100万-25万)➗(99✕25万➗100)✕100=303.03…
(100万-50万)➗(98✕25万➗100)✕100=204.08…
(100万-75万)➗(97✕25万➗100)✕100=103.09…
(100万-875,000)➗(96.5✕25万➗100)✕100=51.81…
(100万-95万)➗(96.2✕25万➗100)✕100=20.79…
ロスカットまでの変動額={口座内資金-(必要証拠金✕ロスカット)}➗ポジションの通貨
先ほどの条件を当てはめてみると次のようになります。
⇨ [100万-{(100✕25万)➗(100✕20%)}]➗25万=3.8円
ご覧の通り、証拠金維持率を求める計算式の場合と近い結果になりました。
XMのロスカット率自動計算ツールが便利!

ここでは、XMの便利ツールの使い方について解説します。
まずはXM公式サイト内の自動計算ページにアクセスしましょう。

①メニューバーの「オールインワン」をクリックします。
②赤い欄で囲ってある部分を埋めます。
③全て埋め終わって「計算する」をクリックすると、必要な証拠金残高が分かります。
赤で囲った部分の選択項目に何を入力するかは、以下を参考にしてください。
- 口座の基本通貨:自分の使っている基本の通貨を設定。日本円にするならJPY。
- 通貨ペア:調べたい通貨ペアを選択。
- 証拠金のレバレッジ:自分の調べたいレバレッジ倍率を選択。
- 口座タイプ:マイクロ口座、スタンダード口座、Zero口座から自分の使っている口座を選択。
- ロット数:自分が持つロット数を入力。1lot=10万通貨。
ご紹介したツールは「オールインワン」というものですが、他にも次のようなものを自動計算してくれます。
- オールインワン:必要証拠金やスワップポイントを計算できる。
- 通貨:現在のレートに通貨換算する。例としては130ドルが日本円で何円か瞬時に計算してくれる。
- ピップ値:ピップとは各通貨の最小単位のこと。どの通貨を何ロット取引した時にpipsの値がいくらかを計算できる。
- 証拠金:必要証拠金を計算できる。
- スワップ:どの通貨の時にいくらスワップポイントがもらえるのかが分かる。また、ポイントを日本円などに換算してくれる。
- 損益:予定している損切、利益確定ライオンでどのくらいの損益になるのかを計算できる。
まとめ:ロスカット率20%が意味するもの
XMのロスカット率が20%というのは、『ギリギリまでポジションを保有できる』ということを意味しています。
さらに、レバレッジをかけることでかなりロスカットラインを下げることができます。
これは、資金効率を高めながら大きな利益を狙えるという大きなメリットがある反面、損失も大きくなるというデメリットもあります。
そのため、XMでトレードする際には、損切りラインをきちんと決めておくことが重要でしょう。
ただし、XMには「ゼロカットシステム」があるので、仮に口座残高がマイナスになっても、マイナス分はXMが補てんしてくれます。
[balloon_right img=”https://panduanbisnisonline.org/wp-content/uploads/2019/10/fukidasir.jpg” caption=”フクロウ博士”]つまり、入金額以上の損失が出ることはないのです![/balloon_right]ゼロカットシステムについては、以下の記事で詳しく解説しています。
XMでは、ゼロカットシステムのおかげで最小限のリスクでトレードすることができるので、気になる方は思い切って始めてみましょう!
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