XMについて調べていると「キャッシュバック」という言葉を目にすることも多いと思います。
キャッシュバックを簡単に説明すると、キャッシュバックサイトに登録すると、取引のたびに現金として手数料が払い戻されるサービスです。
キャッシュバック額は、キャッシュバックサイトやFX業者によって違いますが、XMにおける平均的なキャッシュバック額は、マイクロ口座とスタンダード口座で8.0USD/10万通貨、ZERO口座で4.0USD/10万通貨です。
pipsに換算すると、1USD=100JPYだとしたら8.0USD=0.8pipsとなります。
つまり、スプレッドが1.8pipsだとしたら、実質的には1.0pipsまで圧縮できるのです!
ただし、キャッシュバックにもデメリットはあります。
そこで今回は、キャッシュバックの仕組みやXMでキャッシュバックを上手に活用する方法など解説します。
「手っ取り早くキャッシュバック口座の開設手順が知りたい!」という方は、『XMのキャシュバック用口座の開設方法』をご覧ください。
キャッシュバックの仕組み:XMとIBの関係を理解しよう
一般的に、海外FXでキャッシュバックといったら、「払い戻しキャッシュバック」のことです。
IBキャッシュバックとも呼ばれますが、IBとは「Introducing Broker」の略称で、広告業者のことです。
つまり、IBキャッシュバックとは、広告業者が提供するキャッシュバックという意味になります。
時々、XMが直接キャッシュバックを行っていると勘違いしている方がいますが、実際、XMとIBは直接関係のある会社ではありません。
IBはXMのアフィリエイト報酬をキャッシュバックしている
XMなどの海外FXはスプレッドが広いという話を聞いたことがある方も多いと思いますが、このスプレッドの中には広告費用も含まれています。
XMの広告戦略の一つにアフィリエイトというものがあり、アフィリエイトサイトを提供している業者や人を「アフィリエイター」と呼びます。
アフィリエイトの仕組み
アフィリエイトでは、ユーザーがアフィリエイトサイト内にあるリンクからXMの公式サイトへアクセスし、XM口座を開設して取引をした場合に、その取引量に応じてXMからアフィリエイターに広告報酬が支払われる仕組みになっています。
IBキャッシュバックは、IBがアフィリエイトで得た広告報酬からユーザーへキャッシュバックします。
つまり、XMの広告費用の還元を受けられるのが「IBキャッシュバック」なのです。
XMからのアフィリエイト報酬は、最大で10USD/LOTなので、先ほどご紹介したキャッシュバックの平均値から考えると、還元率は80%ということになります。
キャッシュバックに関するXMのルール
キャッシュバックの還元率はIBによって違いますが、還元率が高いところをとにかく選べばいいということではありません。
XMではキャッシュバック口座に特別なルールを設けており、このルールをしっかりと理解して取引する必要があります。
IBキャッシュバックを利用するには、キャッシュバック専用のXM口座を開設する必要がありますが、そのキャッシュバック用口座では、次のような制限があります。
- XMのボーナスが対象外の口座になる
- 5分以内に決済されたポジションは、キャッシュバック対象外
- 証拠金にボーナスを利用した取引は、利用したボーナスの割合に応じてキャッシュバックが減額される
XMのボーナスが対象外になるのは損した気分だね…
ボーナスの対象外だけど、キャッシュバック分でスプレッドを圧縮できることを考えると納得してもらえるかな?
また、キャッシュバックも貰えてボーナスも付くとなると、キャッシュバックを行う業者に顧客が偏ってしまいます。
そのため、バランスを取るためにXMがこのような制限を課しているとも考えられます。
XMにおけるIBキャッシュバックの上手な活用法
XMのボーナスは、上手く活用すると自己資金がほぼゼロ円の状態からでもトレードができるので、諦めるのは惜しい気もしますよね?
そこで、キャッシュバックを受けながら、XMのボーナスも活用する方法がないか考えてみましょう。
【結論】複数口座を開設すべし
「キャッシュバックも欲しい」「ボーナスも貰いたい」という場合は、キャッシュバック用口座とボーナス用口座の2口座を使い分けるのがおすすめです。
XMには、キャッシュバック用口座かボーナス用口座のどちらかしか使えないというルールはありません。
そのため、XMに複数の口座を開設し、キャッシュバックとボーナスの良いトコ取りをする方法があります。
この方法を実践する前に、もう一度IBキャッシュバック口座のルールをおさらいしておきましょう!
- ボーナスは対象外(※ロイヤルディプログラムのXMPは獲得できる)
- 5分以内に決済されたポジションはキャッシュバック対象外
- 証拠金にボーナスを利用した取引は、利用したボーナスの割合に応じてキャッシュバックが減額される
XMPとは、XMで取引すればするほど溜まっていくポイント還元サービスのことで、貯まったポイントはボーナスに交換できます。
また、XMPはユーザー毎に管理されるため、複数の口座で別々にXMPを獲得しても、全部まとめて交換できます。
注目すべきは、キャッシュバック口座でもXMPが貯められるという点です。
ただし、XMPで交換できるのはボーナスですから、ボーナスを有効活用するために、ボーナス用口座も開設します。
つまり、普段はキャッシュバック用口座でメインに取引を行い、キャッシュバックを受けながらXMPも貯めていき、XMPが貯まったらボーナスと交換し、ボーナス用口座へ付与するのです。
この方法だと、ボーナス用口座に入金すれば入金ボーナスも獲得することができます!
集まったボーナスを最大限活用すれば、より大きなポジションでトレードすることも可能です。
ちなみに、ZERO口座を使っている場合は、断然、キャッシュバック口座を利用したほうがいいです。
むしろ、ボーナスもXMPも獲得できないZERO口座では、「キャッシュバックを活用しないと有利にトレードできない」と言っても過言ではありません。
この場合は、「5分以内に決済されたポジションはキャッシュバック対象外」というルールを意識しながらトレードしましょう。
XMのキャッシュバックとボーナスの違い
XMには、「資金を入出金する際に、ボーナスが残高の割合に応じて一緒に移動し、移動先口座がZERO口座やキャッシュバック口座などボーナス対象外の口座だった場合、ボーナスが消滅してしまう」というルールがあります。
そのため、ボーナスがあまりにも多すぎると、せっかく利益を出しても、入出金による資金移動がしづらくなるのです。
それでは、結局のところ、キャッシュバック用口座とボーナス用口座はどちらをメインにするのがお得なのでしょうか?
まずは、キャッシュバックとボーナスの違いをおさらいしておきましょう!
XM入金ボーナス
XMにおける入金ボーナスとは、入金時に一定の割合をボーナスとして付与されるものです。
5万円入金まで100%、以降230万円まで20%のボーナスが付きます。
入金ボーナスの獲得例は次の通りです。
入金額(※) | 適用ボーナス率 | 獲得ボーナス額 | 合計金額 |
---|---|---|---|
1万円 | 1万円に対して100% | 1万円 | 2万円 |
5万円 | 5万円に対して100% | 5万円 | 10万円 |
10万円 | 5万円に対して100% 5万円に対して20% | 5万円 1万円 | 16万円 |
50万円 | 5万円に対して100% 45万円に対して20% | 5万円 9万円 | 64万円 |
100万円 | 5万円に対して100% 95万円に対して20% | 5万円 19万円 | 124万円 |
230万円(上限) | 5万円に対して100% 225万円に対して20% | 5万円 45万円 | 280万円 |
※入金額は累計です。複数回に分けて入金した場合でも、総入金額から入金ボーナスの割合が算出されます。
XMのキャッシュバック
XMのスタンダード口座の平均キャッシュバック額は8USD/LOTでしたね。
ここから、為替レートが1USD=100JPYの時には、1LOT取引するたびに800円のキャッシュバックを受けられることになります。
ここでは、以下の前提条件を設定して、実際にキャッシュバックで得られる利益を計算してみましょう。
- 為替レート:1USD=100JPY
- キャッシュバック額:8USD/LOT
- 取引量:1日に1LOT(10万通貨)
- 取引する日数:1ヵ月中20日
1日1LOTずつ取引した場合のキャッシュバック獲得金額は次の通りです。
経過日数 | 獲得金額 |
---|---|
1日 | 800円 |
1週間(5日間) | 4,000円 |
1ヵ月(20日間) | 1万6,000円 |
3ヵ月(60日間) | 4万8,000円 |
6ヵ月(120日間) | 9万6,000円 |
1年(240日間) | 19万2,000円 |
レートや取引量で数字は変わってくるので、あくまで参考ですが、1年後にはかなりの金額になる可能性があります。
例えば、1日の取引量が2~3LOTであれば、キャッシュバックの金額も2~3倍になります!
また、レートが1USD=110JPYになっても、キャッシュバック金額は上がります。
これらを踏まえて、キャッシュバック口座とボーナス用口座のどちらをメインにすべきか、次章で詳しく解説します。
キャッシュバック口座とボーナス口座どちらをメインにすべき?
キャッシュバック用口座をメインにするか、ボーナス用口座をメインにするかの使分けは、トレードのスタイルによって変わってきます。
- 大きく賭けて大きく勝ちたい⇨ボーナス用口座
- コツコツと利益を積み重ねていきたい⇨キャッシュバック口座
上記を深堀りして解説していきます!
XMの入金ボーナスは自分が入金した金額に対して付与されるものであるのに対して、キャッシュバックは自分の取引に対して発生するものです。
さらに、ボーナスは「クレジット」であり、キャッシュバックは「現金」です。
XMではボーナスが出金できないことを考えると、「キャッシュバックのほうがいいのでは?」と思う方もいるでしょう。
ただ、ボーナスのメリットは、資金を増やすことで大きなポジションを持てることにあります。
つまり、当たれば大きな儲けを出すことができるということだね!
そういうことだね!キャッシュバック口座をメインにトレードをしていると、こんな大博打は打てないよ!
なぜなら、キャッシュバックは、実質的なスプレッドを縮小して取引をすることで、損失を抑えながら小さな勝ちを積み重ねる手法だからです。
そのため、キャッシュバック口座をメインにしてトレードする場合、ある程度の利益を手にするまでには時間がかかります。
たし、ボーナス用口座をメインにする場合でも、XMのリスク管理体制上、ボーナスとレバレッジを最大限使ってポジションを大きくすると、XMに強制的にレバレッジを制限される可能性があります。
入金ボーナスを最大限貰おうとしていきなり230万円入金してもすぐにレバレッジ制限をされてしまう可能性があるのです!
このことから、短期である程度の利益を得たいならボーナス用口座をメインに、長期的にトレードしてコツコツ利益を上げていきたいならキャッシュバック用口座をメインにするのがいいという結論になります。
短期トレードでもキャッシュバックのほうがお得?
短期で大きな利益を得たいならボーナス用口座を利用するほうが儲けは大きいです。
しかし、この場合、1年以内に230万円の入金が可能かどうか考える必要があるでしょう。
実際は、よくて20万~30万円、より現実的に考えるなら5万円程度が実際の入金額ではないでしょうか?
では、XMのボーナス用口座に5万円を入金し、ボーナスとレバレッジを最大限使ったと仮定して考えてみましょう。
XMの最大レバレッジは888倍ですから、有効証拠金は10万円です。
したがって、注文できるのは約8~9LOTですね。
損益結果が±0だった場合、利益はボーナス分の5万円です。
続いて、キャッシュバック用口座に5万円を入金したと仮定して考えた場合、有効証拠金は5万円で、注文できるのは約4LOTです。
この場合、発生するキャッシュバックはキャッシュバック額8USD×取引量4LOTで、合計32USDです。
為替レートが1USD=100JPYだった場合、キャッシュバック金額は3,200円になりますね。
損益結果が±0だった場合、利益はキャッシュバック分の3,200円です。
もし、同じ条件で取引を繰り返した場合、キャッシュバックは取引する度に受け取れるので、15回程取引すれば、ボーナス獲得額にほぼ追いつくのです。
損益結果が±0の取引を繰り返していても、長く取引を続けることでそのうち得をするというのがキャッシュバックの魅力です!
じゃあ、ボーナスは意味がないのかな…?
意味がないわけではないよ!
ボーナスそのものを「利益」と考えるよりも、ポジションを大きくして、「トレードで利益を出しやすくする手段」と考えるといいでしょう。
XMでキャッシュバックを受ける際にIBを選ぶ時の注意点
これまでの話しを聞くと、キャッシュバックをやらないと損な気がしてくると思いますが、キャッシュバックで確実に利益を上げるためには、キャッシュバックを付与するIBをしっかりと選ぶ必要があります。
どこでもいいという訳ではないんだね!
次の3点に注意して慎重に選びましょう!
- スプレッドを上乗せされる
- キャッシュバックが行われない可能性もある
- 個人情報が悪用される可能性もセロではない
スプレッドを上乗せされる
高いキャッシュバック率などを謳っていると魅力的に感じますが、スプレッドが広すぎないかきちんと確認してください。
IBは、トレーダーがトレードした際のスプレッドから報酬を受け取っています。
つまり、トレーダーからより多くのスプレッドを支払ってもらったほうが、IBの報酬が増えるのです!
実際、IBの中には、通常のスプレッドにさらにスプレッドを上乗せしているところもあります。
例えば、ドル円のスプレッドが通常1pipsなのに、IBを通して口座開設をすると、スプレッドが2pipsや3pipsになることがあります。
このように、IBの裁量で勝手にスプレッドを水増しされることを「マークアップ」と言います。
多重にマークアップされるIBでキャッシュバック用口座を開設してしまうと、トレードすればするほど損をすることになりかねません。
1回のトレードで1pipsスプレッドが上乗せされれば、100回トレードすると100pipsの損失が出るのと同じです。
これじゃあ、キャッシュバックを活用するメリットがなくなってしまうね…
IBを選ぶ際はスプレッドについて業者間で比較するようにしましょう!
キャッシュバックが行われない可能性もある
XM側のルールで、「5分以内に決済されたポジションは、キャッシュバック対象外」というものがありますが、それ以外でもキャッシュバックが行われない可能性があります。
キャッシュバックは、キャッシュバックサイトの広告を経由して口座開設をしないと受けられません。
そのため、キャッシュバックサイト側のシステムエラーなどで広告を経由したことが把握できないと、キャッシュバックは受けられません。
個人情報が悪用される可能性もゼロではない
IBはXMとは直接関わりのない非公式な業者です。
そのため、キャッシュバックサイトに提供した個人情報の取り扱いについて、XMは原則として責任を取ってはくれません。
また、キャッシュバックサイト経由で口座を開設した場合、本来なら証券会社だけに提供されるはずの個人情報が、キャッシュバックサイトにも提示されてしまう危険性があります。
悪質なIBが個人情報を勝手に売却する可能性があることも忘れないようにしましょう。
XMのキャシュバック用口座の開設方法
キャッシュバックのデメリットも理解した上で、「それでもキャッシュバック用口座を開設したい!」という方のために、XMでキャッシュバック用口座を開設する方法を簡単にご紹介します。
XMでキャッシュバック用口座を開設する流れは3ステップとすごく簡単です!
【ステップ1】キャッシュバック用口座の開設
XMに口座を開設したことがない方は、XMの公式サイトにアクセスして新規口座開設を行いましょう。
まず、ボーナス用口座を開設し、ボーナスを獲得します。
ボーナス用口座を開設した、あるいは、すでにXMに口座を持っている方は、追加口座を開設します。
なお、XMの口座開設手順については、以下の記事で詳しく解説しています。
【ステップ2】キャッシュバックサイトにユーザー登録
XMでキャッシュバック用口座を開設したら、次はキャッシュバックサイトでユーザー登録をします。
多くのキャッシュバックサイトで以下のような情報を入力します。
- 名前
- メールアドレス
- パスワード
- パスワード(確認)
これらの情報を入力してユーザー登録を完了させましょう。
【ステップ3】口座番号の登録
キャッシュバックサイトにログインし、XMで開設したキャッシュバック用口座の口座番号を登録します。
これで、キャッシュバック用口座の登録手続きは完了です。
キャッシュバックサイトによっては、登録完了メールが送られてくるので確認しましょう。
慣れている方なら3分ほどで完了するので簡単です!
まとめ
日本で海外FXと言えば、XMと言われるくらい人気のXMですが、XMが行っている直接のサービスだけでなく、キャッシュバックなどの外部のサービスを利用して、より有利に取引を行うといいでしょう。
その際は、安全なIBを選び、しっかりと利益を得られるようにしましょう。
なお、ボーナスの恩恵を受けながら、キャッシュバックで確実に稼ぐには、ボーナス用口座とキャッシュバック用口座の両方を作成するのが鉄則といえます。
キャッシュバックとボーナスを上手に使って、効率よく利益を上げていきましょう!
今ならXMの口座開設で3,000円のボーナスが貰えます!!
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